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WiMAXのブリッジモードでモバイルルーターをフル活用!
今では誰もがスマホ、タブレット端末、パソコンで多くの人がネットとつながっていて、Netflix/プライムビデオ/Huluなど動画配信サイトも多く、大勢の人がWiMAX等のモバイルルーターを利用しています。その中でも、WiMAXは電源を入れれば各端末とつながり快適なネット環境を提供してくれるとても便利なサービスの1つです。
そんなWiMAXをフル活用するためには「ブリッジモード」を利用しない訳にはいきません。
ブリッジモードには大きく2種類の使い方があります。今回は、それぞれの使い方とメリットを解説していきたいと思います。

実業家、兼FXトレーダーです。
トレードをしながら記事を書いてます。
目次
ークレードルを使ったブリッジモードー
※クレードルとは?

クレードルとはWiMAXのスタンド型拡張機器のことで見た目は充電器のようなものです。
拡張機器という名前の通りWiMAXの機能を拡張することができて自宅でつないでいる有線ネット回線をスマホやタブレットなどの端末に飛ばすことができます。
実際充電もできるので家に帰っていたらクレードルのうえに置くだけで充電開始。明日から気軽に外へ持ち出せます。
※クレードルに有線LANを接続する。

パソコンには有線LAN接続をする挿入口が付いていますが、それと同じものがクレードルにもあり、同じように有線LANでインターネットに接続することができます。
※クレードルでデータ消費量を節約
クレードルに設置すると、ネット情報がWiMAXを通じて各端末に送られることになり、その際、WiMAXはクレードルまで届いているデータを各端末に送信しているだけでWiMAX回線がネット情報を取得している訳ではありません。
つまり、WiMAXの「データ通信量」を消費することなく各端末でインターネットを楽しむことができます。
※ブリッジモードでWiMAXを利用するメリットは?

ブリッジモードを使っている間は、自宅に設置している高速ネット回線から有線でクレードルまで繋がっている状態なので、WiMAXの通信速度より早い場合、WiMAXは端末と高速回線をつなぐ役割をし、そのまま高速回線を利用することができます。
通常との違いは「高速回線」と「データ通信量の消費がない」という2つの点です。
※どのような人がこのブリッジモードを利用すべきか?
クレードルに設置したWiMAXは単なる中継機です。自宅に設置されている有線インターネットを取り次ぐだけになるのでWiMAXのデータ通信量を消費せず、そのため「使い放題プラン」を利用されていない方の場合、データの節約になりオススメです。
また光回線などの高速通信環境を持っている場合、WiMAXのような無線通信よりも速いことがあります。クレードルまで有線LANで接続しているためWiMAXを通じて各端末が高速通信を利用できるケースがあり、自宅に高速通信環境が整っている人にもオススメしたいです。
ー高速通信ができるブリッジモードー

通常WiMAXは複数の端末を同時につなぐことができますが接続する端末を一つに限定することで中継機としてのWiMAXの作業量を減らします。そして、家などに設置した光回線などの高速通信回線を文字通り一つの端末にそのまま橋渡しすることで高速通信を可能にします。
※高速化する原理
通常であればWiMAXがネットから情報を仲介しスマホやタブレットといった各端末に送信しますが、その仲介作業をせずにネット情報を通過させ1つの端末に限定し送信することによって仕事量を減らし通信速度を上げることができるのです。
※通常時のWiMAXは何をしているの?

通常モードのWiMAXはデータ通信の際にセキュリティのためにIPアドレスの変換を行っています。
WiMAXには「グローバルIPアドレス」が設定されていてプロバイダから誰が使用しているか特定できるようになっています。
昨今のSNSなどによる誹謗中傷事件もIPアドレスを警察が捜査するためにプロバイダから特定することがありますが、特定できるのはWiMAXを使っているという情報まで。そこから先は「プライベートIPアドレス」が設定されているため、プロバイダからも特定されません。
しかし「高速通信ができるブリッジモード」ではそれらのIPアドレスの変換を行わずネット情報をそのまま一つの端末に送信することで高速化します。すると、ネット情報を受け取る端末に「グローバルIPアドレス」を設定しなくてはいけなくなりWiMAXは文字通り何もしない「ブリッジ」となる訳です。
「グローバルIPアドレス」はプロバイダが設定するもので1契約で1つしかもてません。1つの機器にしか設定できないので、プロバイダと直接つながることになります。
※セキュリティはどうなっている?

通常時のWiMAXならIPアドレスの変換によってセキュリティが確保されていますが、「高速通信ができるブリッジモード」ではVPNという「暗号化」の技術で端末を守っています。
端末とプロバイダの間では「共通言語」でやり取りがされていてVPNがそれを暗号化し、やり取りの度に独自に暗号化のルールが自動的に作られ、そのパターンが無限にあるため、仮に暗号化した情報が盗まれたとしても判別できないような仕組みになっています。
つまり「高速通信ができるブリッジモード」はVPNによって守られているので安心して利用することができるということです。
ーブリッジモードにデメリットなし!まとめ!ー

2つのブリッジモードについて解説してきましたが、まとめるとこうなります。
クレードルを使ったブリッジモード
- WiMAXのデータ消費を節約することができる。
- 自宅に設置した高速回線を複数端末で利用することができる。
高速通信ができるブリッジモード
- 端末を一台に限定することによって高速通信することができる。
- VPNによってセキュリティは確保されている。
クレードルを利用する際は購入する必要があるのと有線LANで自宅のネット環境とつなぐ必要がありますが、大したデメリットはなく利用しない手はありません。
WiMAXを最大限に活用しましょう!