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ポケットWi-FiとWiMAXの違いとは?失敗しない選び方
ポケットWi-FiとWiMAX、何が違うのかよく分からない・・という方が多いのではないでしょうか。
どちらもインターネット環境を快適にするモバイルWi-Fiルーターサービスのことです。
ただし、提供しているサービスの内容や料金には大きな違いがあるため、よく知らずに契約してしまうと後悔するかもしれません。
この記事では、ポケットWi-FiとWiMAXの違いを分かりやすく解説していきますので、「よく分からず迷っていた!」という方はぜひ参考にしてくださいね。

WiMAXユーザー歴は半年。事務の仕事をしながらWebライターとしても活動中
目次
◆ポケットWi-Fiとは?

ポケットWi-Fiとは、 au・docomo・Softbankのキャリア回線を使用してインターネットにつなぐモバイルWi-Fiルーターのサービスです。
ポケットWi-Fiのサービスを提供している主な会社はau・docomo・Softbankの大手キャリアですが、楽天モバイルなど他にも多くの会社が提供しています。
ポケットWi-Fiを契約できる主な場所は大手キャリアの各店舗や公式ホームページ、家電量販店などです。
◆WiMAXとは?

WiMAXとは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供しているモバイルWi-Fiルーターのサービスです。WiMAXはキャリア回線ではなく、『WiMAX 2+』というWiMAX専用の回線を使用してインターネットにつなぎます。
UQコミュニケーションズ株式会社は、UQmobileと同じく親会社はKDDIです。そのため契約できる場所は、UQmobileの取り扱いもあるau Styleの店舗、UQWiMAXの店舗や公式ホームページ、または各プロバイダからとなります。
◆ポケットWi-FiとWiMAXの違い 3つのポイントで比較

大手キャリア回線を使うポケットWi-Fiと、専用回線を使うWiMAX、迷ったら一体どちらを選べばいいのでしょうか?
ポケットWi-FiとWiMAXにはどんな特徴があり違うのか、今回は楽天モバイルの『Rakuten Wi-Fi Pocket 2B』とWiMAXの『WX06』 それぞれ人気の機種を3つのポイントで比較していきます。
●ここがすごい!イチオシ機能
『Rakuten Wi-Fi Pocket 2B』とWiMAXの『WX06』はどちらも機能が充実しています。まずは、それぞれのイチオシ機能で比較してみましょう。
■Rakuten Wi-Fi Pocket 2Bは海外で利用できる!
Rakuten Wi-Fi Pocket 2Bのイチオシ機能は、なんといっても海外で利用できるところです。
海外に出張や旅行に行くときは、海外でインターネットが利用できるモバイルWi-Fiルーターを必要なぶんレンタルする、というのが一般的です。レンタルですから、もちろん申し込みや返却の手間があります。
別途料金はかかるものの手間をはぶいて使い慣れたWi-Fiルータ―をそのまま使えるということはRakuten Wi-Fi Pocket 2Bの1番のメリットでしょう。
■ WiMAX WX06はバンドステアリング機能付き!
WiMAXのWX06には、バンドステアリング機能が付いています。バンドステアリング機能とは、Wi-Fiの周波数を自動で切りかえてくれる機能のことです。
Wi-Fiには2.4Ghz/5Ghzという2つの周波数があり、それぞれ得意とする環境が違います。WiMAXのWX06はこの2つの周波数を環境にあわせて自動で切りかえてくれるだけでなく、同時に利用できるWi-Fiルータ―です。
WiMAXで取り扱っている他のモバイルWi-Fiルーターと比べても、より快適に安定したインターネットを楽しむことができます。
●通信速度

通信速度とは、ダウンロードやアップロードなどデータの送受信にかかる速さのことです。通信速度が速いほど、インターネットをサクサク快適に楽しむことができます。
- 「Rakuten Wifi Pocket 2B」 下り最大速度150Mbps / 上り最大速度50Mbps
- 「WiMAX WX06」 下り最大速度440Mbps / 上り最大速度75Mbps
※モバイルWi-Fiルーターはベストエフォード型のサービスなので、上記の最大速度はあくまでも目安として考えておきましょう。「ベストエフォード型のサービス」とは最善のサービスを提供できるように可能な限り努めるという意味を持っていて、実際にはここまでのスピードは出ません。
また、通信速度は『上り/下り』という言葉で表現されますが、これは通信の方向を表しています。
スマートフォンやパソコンから見たときの方向ですので『上り=送信』『下り=受信』 となり、下りの速さが速い=ダウンロード(受信)にかかる時間が短いということです。
比較してみると、Rakuten Wi-Fi Pocket 2BよりWiMAX WX06の通信速度の方が速いということが分かりますね。
● 通信量(速度制限)

通信量とは、インターネットやアプリを使うときに消費するパケット通信の容量のことです。モバイルWi-Fiルーターのデータ通信量は、スマートフォンやパソコンの利用スタイルによって大きく変わります。
- Rakuten Wi-Fi Pocket 2B 基本的には制限なし
ただし楽天基地局以外に接続するときは、公平なサービス提供のため通信速度の制限がかかる場合があります。
- WiMAX WX06 『ギガ放題プラン』であれば制限なし
ただし3日間で10GBを超えて利用した場合、翌日の18時~2時にかけて速度制限がかかります。
【速報】2022年2月 WiMAX公式サイトよりメインプランに関する「3日間で○○GB」という文言が削除され、文字通り無制限の時代へと突入しました!プロバイダの詳細はトップページをチェック
◆料金や契約期間で比較

モバイルWi-Fiルーターを選ぶときは、性能だけでなく月々の料金や契約条件も気になるポイントですよね。先ほど比較した楽天モバイルとUQ WiMAXで、ポケットWi-FiとWiMAXの料金や契約期間についても比較してみましょう。
●月額料金
月額料金は、ポケットWi-FiやWiMAXを利用して毎月請求される料金のことです。モバイルWi-Fiルータ―のサービスを提供している点は同じでも、ポケットWi-FiとWiMAXでは毎月の料金には差があります。
- 楽天モバイル 1GBまで0円~20GB 1,980円(税込2,178円)、20GB以上~無制限 2,980円(税込3,278円)
楽天モバイルのポケットWi-Fiの月額料金は、楽天モバイルのスマートフォンと同じ料金プランです。
『1回線目は3か月間無料』というサービスがポケットWi-Fi にもつきますので、新規で乗り換えを検討している方には魅力的なポイントかもしれません。
- UQ WiMAX ギガ放題プランで3,880円(税込4,268円)
WiMAXをUQWiMAXから契約した場合、分かりやすい定額の料金です。
ただしWiMAXは、各プロバイダから契約すると月額料金がもっとお得になる可能性があります。WiMAXの利用をお考えの方は、その点についても調べてから契約することをおすすめします。
『とにかくコストを抑えたい』『コストがかかっても、機能やサービスを充実させたい』など、大切にしたい部分は人それぞれです。自分により合った料金で利用を検討しましょう。
●契約期間と解約手数料

モバイルWi-Fiルーターには2~3年ほどの契約期間があり、更新月以外で解約すると違約金がかかるというのが一般的です。
楽天モバイルとUQ WiMAXの場合はどうでしょうか?確認してみましょう。
- 楽天モバイル 契約期間の縛りなし!解約金0円
楽天モバイルに、契約期間の縛りはありません。いつ解約しても、解約金や違約金がかからないため気軽に利用しやすいモバイルWi-Fiルーターです。
- UQ WiMAX 契約期間は2年間
UQ WiMAXは契約満了月~翌々月までの3か月間が更新期間です。更新期間以外に解約すると、解約金がかかりますが1,000円(税込1,080円)とリーズナブルな価格設定です。ただしWiMAXを各プロバイダから契約した場合は、 解約金の金額も違ってきますので注意が必要です。
◆結局「ポケットWi-Fi」と「WiMAX」どちらの方がオススメできる?

ポケットWi-FiとWiMAXの違いは分かったけど自分にはどちらが合っているのか迷う・・という方もいるかもしれません。それでは、最後にそれぞれどんな人にオススメできるかまとめてみたので、モバイルWi-Fiルーターを選ぶ際に参考にしてみてください。
● ポケットWi-Fiはこんな人におすすめ!
- 通信速度を重視しない人
- 契約期間を気にしたくない人
ポケットWi-Fiは、 WiMAXに比べて通信速度は低速です。モバイルWi-Fiルーターの通信速度は重視していないという方は問題なく使うことができます。
モバイルWi-Fiルーターを仕事で使いたいというビジネスマンの方にはあまり向いていません。 ポケットWi-Fiは混雑が少ない平日の昼間の時間帯に使うことが多い主婦の方などにおすすめです。
● WiMAXはこんな人におすすめ!
- 通信速度を重視する人
- データ通信量を気にしたくない人
- 端末補償が付けられる人
WiMAXはポケットWi-Fiに比べて通信速度が速いので、パソコンを使って仕事をしている方などにおすすめしたいモバイルWi-Fiルーターです。料金も使い放題プランの一択でシンプルですので、データ通信量を気にせずに使えますよね。
WiMAXには月々418円(税込)で利用できる端末補償サービスがあります。使っているWiMAXが万が一故障や水濡れ、盗難、紛失などのトラブルに巻き込まれた場合、電話1本で交換用のモバイルWi-Fiルーターを登録した住所まで郵送してくれるサービスです。
「モバイルWi-Fiルーターを安心して使いたい。」という方には断然WiMAXをおすすめします!