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WiMAXでハイスピードプラスエリアモードを使用する際の注意点
WiMAXの「ハイスピードプラスエリアモード」。全てのプランにオプションとして付随しているモードですが、使用する上での注意点もいくつかあります。場合によっては折角の使い放題がムダになってしまうことも…。
そもそもハイスピードプラスエリアモードとは何なのか?ということから、使用する前に必ず知っておくべき注意点を解説していきます。

文章を書くのが好きです。WiMAXはギガ放題プランで2年使用。
そもそもハイスピードプラスエリアモードとは?
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードとは、冒頭でも記載した通り現在契約可能な全てのプランに無料オプションとして付随しているものです。
どのようなものかと言いますと、通常のWiMAX回線に加えて「4G/5G」回線を併用するモードのことです。どうしても通信をする上で場所による電波の強弱というのが生まれてしまうのですが、それを2種の回線(場所に応じて自動で切り替わる)を用いて標準モード以上に高速・安定したものにします。
基本的にはこのモードを使用せず、通常モードのみの使用で十分な速度が出るWiMAXですが便利なオプションであることには違いありません。
日常では地下鉄で使用する際などに恩恵を実感しやすいのではないでしょうか。WiMAXの電波は比較的建物の影響を受けやすいので、そのような際にハイスピードプラスエリアモードを上手に使うとより快適にWiMAXを使用出来るようになります。
ハイスピードプラスエリアモード使用の際の注意点とは?制限がある?

そんな便利なハイスピードプラスエリアモードですが、使用の際にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ハイスピードプラスエリアモードの注意点はプランによって違いがあるので、まずはWiMAXの3つのプランについてに軽く触れていきましょう。現在は「ギガ放題プラスDXプラン」、「ギガ放題プラスプラン」、「ギガ放題プラン」の3つのプランがあります。
この内「ギガ放題プラスDXプラン」と「ギガ放題プラスプラン」は契約期間や料金の違いのみの違いとなりますので、ハイスピードプラスエリアモードを使用する際の注意点は共通のものになります。そのため、ここではこの2つのプランを纏めて「ギガ放題プラスプラン」として解説していきます。
「ギガ放題プラスプラン」では、ハイスピードプラスエリアモードは月々15GB分まで使用可能であり、また15GB以上使った場合のペナルティも特にありません。15GBを超えてしまった場合でも次の月までハイスピードプラスエリアモードが使えなくなるだけで、通常モードは問題なく使用可能です。
「ギガ放題プラン」では、ハイスピードプラスエリアモードは月々7GB分まで使用可能であり、それを超えてしまった場合は通常モードの通信にも制限がかかってしまいます。こうなってしまうと折角使いたい放題のはずの容量がとても勿体ないので、使用する際には常に気をつけたいところです。
総じて、ギガ放題プラスプランではオマケのような感覚で気軽に使用出来るものとなっておりますが、ギガ放題プランで使用する場合は通常モードの使用に支障をきたさないように使用しなければならない、となっております。
制限を受けないようにするための工夫

さて、制限を受けてしまう場合があるとはいえ折角利用出来るのですから上手く使いたいものです。制限を受けないようにハイスピードプラスエリアモードと付き合っていくにはどうすればいいでしょうか。
頻繁に残り容量を確認し、あと何日で何GB…と考える必要はありません。WiMAX端末の「設定」→「通信設定」から勝手に規定容量を超えてしまわないように設定することが可能です。
まず「最大データ通信量設定」。こちらはギガ放題プラスプランであれば15GB、ギガ放題プランであれば7GBで良いでしょう。
【速報】2022年2月 WiMAX公式サイトよりメインプランに関する「3日間で○○GB」という文言が削除され、文字通り無制限の時代へと突入しました!プロバイダの詳細はトップページをチェック
もう一つは「ハイスピードモード(通常モード)に切り替えるデータ通信量設定」。設定した最大データ通信量に対して、どれだけの割合を使用した場合に自動で通常モードに切り替わるかの設定です。
この2つの設定を利用することによって、いつの間にか必要以上に使ってしまっていて制限がかかってしまっていた…。ということは回避出来ます。
また例えば月の前半で容量の半分、後半でもう半分を使いたい!という場合などに「最大データ通信量設定」を規定容量の半分に設定したり、「通常モードに切り替えるデータ通信量設定 」を50%に設定したり…とすることでより快適に管理してハイスピードプラスエリアモードを使用することが出来ます。
最後に
元より快適な速度で通信可能なWiMAXですが、どうしても電波を拾い辛い場面は存在しますし、人によってはストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。
あくまでオプション要素なので無理に使うものではありませんが(実際筆者も数える程度しか使ってはいません)、今のハイスピードプラスエリアモードは追加料金も必要なく利用可能となっておりますので、折角ならと一度試してみるのも良いのではないでしょうか。その際には設定を改めて確認し、あらかじめ後から困ることのないようにしておきましょう。