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WiMAXのバッテリー交換の目安と消耗を抑えるコツ
持ち運びも簡単、いろいろな場所で使えて便利なWiMAXのモバイルルーターですが、購入したときに比べてバッテリー持ちが悪くなったと感じていませんか?WiMAXは外出先で使う機会が多いからこそ、バッテリー持ちが悪いだけでも安心して使えなくなってしまいますよね。
WiMAXだけでなく、モバイルルーターに使われているリチウム電池は年月や使いかたによって劣化していきます。バッテリーの劣化を感じたら、バッテリーの交換を検討しましょう。
今回の記事では、WiMAXのバッテリーを交換する目安と交換する方法について分かりやすく解説していきます。

WiMAXユーザー歴は半年。事務の仕事をしながらWebライターとしても活動中
目次
◆WiMAXのバッテリーはどのくらい持つ?

WiMAXを毎日使い、毎日充電をする人であれば、バッテリーは約1年半~2年で寿命になると言われています。『WiMAXの契約満期を迎えるころには、バッテリーも寿命』と覚えておくといいかもしれませんね。
■ バッテリーは消耗品
WiMAXのバッテリーに使用しているリチウム電池は約500回ほどの充電が可能で、フル充電して約8時間程度使えると、バッテリーはとても良い状態と言われています。
リチウム電池は『充電が早くできて、しかも長持ちする』点がメリットとはいえ、消耗品です。使っているうちに劣化が進むことはどうやっても避けられません。
『充電が持たなくなってきた』『そろそろ契約満期を迎える』という方は、バッテリーの交換または新しい機種への変更をおすすめします。
◆WiMAXのバッテリーを交換する目安と方法

WiMAXのバッテリーは、長期間使っているうちに性能が低下して約1年半~2年で使用できなくなりますが、 使いかたによってはそれ以上に使えたり、 反対にもっと早く劣化してしまう場合もあります。
使いかたや使用頻度によって差が出る部分ですので、使っているバッテリーの状態を良く見て交換のタイミングを判断しましょう。
■交換を検討する目安
では、使っているWiMAXがどのような状態になっていたら、バッテリーの交換を考えたほうが良いのでしょうか?2つの目安を紹介しますので参考にしてみてくださいね。
①充電が持たない
使える時間が5時間~それ以下というWiMAXは、バッテリーの劣化が進行している状態ですのでバッテリーの交換を検討しましょう。購入当初は8時間程度使えていたWiMAXも1年~2年使用すると、電池の劣化が進み充電の持ちが悪くなります。
そもそも、充電しても充電がたまらなかったり、充電はあるはずなのに画面が立ち上がらないという場合は劣化がかなり進んでいるかもしれません。
まずは近くのUQmobile販売店舗に問い合わせてみる、または公式HPからチャットやWEBフォームで問い合わせが出来ますので、一度確認してみましょう。
②バッテリーが膨らんでいる
WiMAXのバッテリーに使われているリチウム電池は、劣化が進むと膨張する可能性があります。
リチウム電池が膨張している状態は、中にガスがたまっているのでとても危険です。
画面の浮きが気になるからと、膨らんだWiMAXを無理やり押したり叩いたりしてはいけません。強い衝撃を与えると発火や爆発を引き起こす可能性があるので絶対にやめましょう。
バッテリーが膨らんでしまった場合は、そのまま使いつづけていると状態が改善するどころか悪化する危険性もあります。早めの交換を検討しましょう!
■バッテリーを交換する方法

WiMAXのバッテリーは機種によって、自宅で取り外しができるものと、取り外しができないものがあります。使っているWiMAXがどちらに当てはまるのか、まずは確認しておきましょう。
バッテリーを交換する方法は以下のどちらかです。
- バッテリーを購入し自分で交換する
- auショップに持っていき交換してもらう
上記の2つの方法について、それぞれ解説していきます。
①バッテリーを購入し自分で交換する
自分でバッテリーを交換できる機種を使っていて、膨らみなどの不具合がなければ自宅で簡単に交換が可能です。
各プロバイダに問い合わせをしたり、ショップに足を運ぶ必要がありません。
WiMAXのNEC製造モデル『WX〇シリーズ』は自分でバッテリーの交換ができるので、auショップやAmazonなどでバッテリーを購入し交換しましょう。
バッテリー交換にかかる費用はバッテリーの購入代金のみですので、約3000円前後で済みます。
②ショップに持っていき交換してもらう
自分でバッテリーを交換できない機種の場合は、ショップに持っていき交換してもらうことになります。
まず、契約している各プロバイダに問い合わせをしましょう。UQmobile公式HPのお客様サポートのページから、各プロバイダの問い合わせ連絡先を確認することができます。
各プロバイダに問い合わせをすると、auショップに持っていくよう指示をされます。バッテリーの交換を希望するWiMAXを店舗に持っていき、交換してもらいましょう。バッテリーの交換は修理対応になるため、1~2週間かかることもあるようです。
WiMAXのHUAWEI(ファーウェイ)製造モデル『W〇シリーズ』は自分で交換ができませんので、無理にこじ開けたりすると故障の原因になります。必ず そのままの状態で、auショップ へ持っていきましょう。
UQmobileでWiMAXを契約している場合は、契約した機種と契約してからどのくらい日数が経過しているかによって、受付の窓口が違うため注意が必要です。1年~2年使用したWiMAXのバッテリー交換であれば、auショップへの持ち込みですが、念のためHPで確認してから持っていきましょう。
バッテリー交換は、状態によってかかる費用も変わってきます。バッテリーが破損している場合は、1~2万円の修理代がかかることもあります。
修理中は代替えのWiMAXを貸してくれますが在庫などは店舗によって異なるため、希望する機種がある場合は必ず確認しておきましょう。
◆毎日できるバッテリーの消耗を抑える簡単な方法

WiMAXのバッテリーは消耗品ですので劣化することは避けられませんが、なるべく長い期間、なるべく良い状態で利用したいと思いますよね。
ここでは、毎日できるWiMAXのバッテリーの消耗を抑える方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■省電力モードを取り入れよう
WiMAXは、バッテリーの消費を抑える省電力モードに設定を変更することができます。今回は人気機種のSpeed Wi-Fi NEXT W06の場合を例に説明しますね。Speed Wi-Fi NEXT W06の省電力モードには、スマートモード・ハイパフォーマンスモード・バッテリーセーブモードの3種類あります。その中のバッテリーセーブモードに設定しておけば、簡単にバッテリーの消耗を抑えることができます。
まずは各モードについて、簡単に説明します。
〈スマートモード〉通信時間の目安 約540分
購入時は、このスマートモードに設定されています。通信速度とバッテリー持ちの両方のバランスを重視します。電池残量が少なくなると、自動的にバッテリーセーブモードに切り替えてくれる便利な設定です。
〈ハイパフォーマンスモード 〉通信時間目安 約430分
通信速度を最大限に重視した設定が、ハイパフォーマンスモードです。高画質の動画を見たいときや、容量が大きなデータをダウンロードするときなど高速通信が必要な場面で使用したい設定です。
ハイパフォーマンスモードは、電池残量が少なくなっても高速通信をし続けるため、バッテリーの消耗を抑えたい場面にはおすすめしません。
〈バッテリーセーブモード〉 通信時間目安 約680分
他の設定に比べて通信速度は抑えて、バッテリー持ちを最大限に重視したのがバッテリーセーブモードです。 バッテリーセーブモードは、スマートモードに比べて約2時間以上もバッテリー持ちを改善できるため、長時間の外出時にもおすすめの設定と言えます。
高画質の動画を見たり、容量が大きいデータをダウンロードなどしない限りは、通信速度の速さはあまり必要ありません。
WiMAXのバッテリー持ちに不安を感じたら、使いたい場面や状況に合わせてまずは設定を見直してみましょう。
バッテリーセーブモードへの切り替えは、WiMAXのWi-Fiルーターの画面『設定』→『パフォーマンス設定』からいつでも変更することができますよ。『 バッテリーセーブモード 』『 エコモード 』など機種によって名称に違いはありますが、設定の内容はすべて同じものです。
■使わないときは電源をOFFにしよう

スマホやパソコンと接続されている状態が、WiMAXのバッテリーを1番に消費する原因ですのでこまめに接続を切るように心がけましょう。これだけでも、WiMAXの電力消費はかなり抑えることができます。
接続を 切っていてもWiMAXの電源が入った状態では、少しずつですが電力を消費しています。
WiMAXが不要な状況や環境にいるときは 、WiMAXの電源はOFFにしましょう!電源をOFFにしておけば、バッテリーの消費はさらに抑えることができます。
■高温状態は避けよう
WiMAXに使われているリチウム電池は、高温の状態(35度以上)に弱いです。直射日光が当たる窓際に置いたまま使用したり、炎天下の車内に放置すると危険です。
『電波が入りにくい』という理由で窓の近くでWiMAXを使うときは、カーテンなどで日陰を作り、直射日光に長時間さらすことがないように気をつけましょう。
また、多くの人が習慣としてやってしまいがちなのが長時間充電をしたままWiMAXを使用することです。
WiMAXを使用しながら充電する=放電と充電をひたすら繰り返すという状態は、過充電と言われバッテリーにとっては大きな負担になります。劣化を進めてしまう原因になるだけでなく、 本体が高温になり発火や爆発を引き起こす原因にもなるので要注意です。
WiMAXをよく利用する昼間はなるべく充電せずに、夜寝ている間に充電は終わらせておくとバッテリーの劣化も防ぐことができますよ。
◆まとめ
WiMAXのバッテリーの寿命、交換についてまとめました。
WiMAXのバッテリーの劣化が進む1番の原因は充電と放電を繰り返すことです。しかし、 バッテリーの寿命は日々の使いかたしだいで長くすることもできます。
ご紹介したバッテリーに負担が少ない使いかたは、とても簡単な方法ばかりです。
今まで間違った使いかたをしていた!という方も、今日からはこの記事を参考にして、バッテリーの消費を抑える方法を取り入れてみるといいかもしれませんね。