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クレードルとは?WiMAXなどで活躍する4つの機能を解説
Wi-Fi機器を購入しようとした時にオプションで“クレードル”という馴染みのない言葉が出てきて「これはなんだろう?」「そもそもクレードルって何?」と悩まれる人がいます。
このクレードルという周辺機器。聞き慣れない言葉だからと言って機能もよく分からずに購入するのはおすすめできません。今回は、この記事を通して「自分にとってクレードルが必要なのかどうか?」ということが理解できるように解説していきます。
簡単にイメージできるものとしては、携帯電話の卓上充電スタンドが近いでしょう。
しかし、この機器はただの充電スタンドではなく、多くの機能が付いており、自宅や職場のPC、タブレット、ゲーム機などでインターネットを利用する際に大活躍します。

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目次
1.モバイルWiFi「クレードル」って何?

クレードルはWi-Fiの拡張機器の1つで、携帯電話の卓上充電スタンドのように充電する機能も付いています。ですが、もっとも注目すべき点は、クレードル本体に有線接続用のLANポートが備わっているのが大きなポイントです。
スマホやタブレット用のクレードルには充電スタンドの機能しか付いていませんが、Wi-Fiのクレードルには、有線LANの差し込み口が付いているので、外部機器との接続が可能になります。
2.どんな機能が付いているのか?

クレードルには主に4つの機能があります。1つ目は「無線に対応していない無線非対応の機器にクレードルを接続しインターネット接続が可能になる。」2つ目は「充電スタンドとして活用ができる。」3つ目は「通信速度を安定させる。」4つ目は「家に固定回線がある場合、その回線を無線LANスポットとして使用できる。」という機能です。
無線非対応の機器を利用できる。
無線に対応していない機器を使えるのは大きなメリットです。古いデスクトップパソコンやノートパソコンには無線に対応していない機器がありますので、その場合には、クレードルをWi-Fiの中継機として有線接続用のLANケーブルにつなげれば、その機器でインターネット接続を利用できるようになります。
充電スタンドとしても活躍。
普段から頻繁にWi-Fiを利用される場合、Wi-Fi本体に充電ケーブルを付け外しを繰り返すことで端子の寿命を縮めてしまう可能性があります。しかし、このクレードルを活用すればスタンドに置くだけで充電ができるので、充電ケーブルの劣化を防ぐこともできます。
固定回線を無線LANスポットにできる。
家に固定回線を引いているが、無線LANは利用していないという人は多くいるかと思います。そんな時、クレードルにLANケーブルを挿し接続することで、固定回線をWi-Fiとして使うことが可能になります。Wi-Fi環境が整っていない場所でも、通信制限のある携帯やWi-Fi機器を、通信量を気にかけず使用することができます。
また、デスクやテレビの周りをスッキリさせられるのもメリットの1つです。
通信速度を安定させやすい。
都内や住宅街でWi-Fiを利用する時、室内だと通信が不安定になってしまった…という経験のある人はいませんか?そんな時、Wi-Fi機器を取り付けたクレードルに対し、LANケーブルでパソコンと有線接続をすれば通信速度が安定しやすくなります。
ただし、劇的に通信速度が改善する機能ではなく、あくまでも回線状態を安定させるための機能であるということに注意してください。
3.クレードルはどういった人に必要?

クレードルがなくてもWi-Fiは問題なく利用できます。しかし、クレードルを活用することで前述に述べたような4つの機能を利用できるので、よく出張や旅行をされる人や、固定回線を家に引いていない人、通信速度を安定させたい人などにおすすめです。
また、Wi-Fiはコンパクトで使いやすい反面、たまにどこに置いたか忘れてしまう場合もあるので、充電する場所を固定できるクレードルを設置すれば、置き忘れを減らすことができるという思わぬメリットもありました。なので、忘れっぽい人にも向いています。
まとめ
クレードルを導入しなくてもインターネット自体は使うことができるので、オプションを追加して新たに購入する必要のない人は多いでしょう。しかし、クレードルの性能を理解することで、Wi-Fi機器を単独で利用するよりも様々な用途に合わせた使い方ができるようになるのは事実です。
購入やオプションの追加を検討されている人は、ぜひ、自宅の状況やWi-Fi使用目的の条件などを確認した上で、ご判断いただきたいです!