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WiMAX +5G対応モバイルルーターの特徴とは?
WiMAXにも5Gが導入されはじめ、対応しているモバイルルーターがラインナップされています。「しかし5Gって何?」「これまでとどこが違うの?」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
ここでは5Gのメリットとは?またWiMAX +5G対応モバイルルーターの特徴を詳しく説明していきます。5Gの注意点も説明しているので、今5G導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

個人事業主としてWEB制作またライターをしています。WiMAXは利用して3年になります。
目次
5Gのメリットとは

近年WiMAXにおいても、5G対応といった言葉をよく聞きます。しかし具体的に5G とはどのようなメリットがあるのでしょうか。
5G とは正確には「第5世代移動通信システム」といい主なメリットは、大きなデータに対応し、データを送信する速度もこれまで以上にあがっている点です。
近年ではゲームや動画などより高性能になっていることがあり、大きなデータ処理が必要になります。また新型コロナウイルスの影響により在宅ワークが増えており、大きなデータを早く送信する必要性が高まっています。
また5G通信をすることで、4Gと比較をして遅延をする回数を大幅カットすることができます。在宅ワークやオンラインミーティングをするうえで、この通信の遅延が一つネックになっていたのですが、5Gにすることで大幅に解消をすることができるのです。
具体的になぜ高速な通信が可能であり、遅延を減らせるかは後で詳しく説明をしていきます。
5Gはこのような背景から、需要が高まっているのです。
WiMAX+5G自体の特徴

WiMAXにおいても、5G対応の機種が増えています。それではWiMAXにおいて5Gにすると、これまでのWiMAX 2+や4Gとどのように違うのでしょうか。WiMAX 2+や4Gと比較をしながら、WiMAX5Gの特徴をご紹介していきます。
1.速度が大きく違う
WiMAX5Gの一番の特徴は通信速度でしょう。WiMAX2+でも高速が特徴だといわれていたのですが、WiMAX5Gはさらに高速です。
5G対応のルーターの特徴

WiMAX5Gを使うためには、専用端末を利用する必要があります。それでは5G対応のルーターとはどのような特徴があるのでしょうか。
docomoやau、ソフトバンクなど大手キャリアは2020年3月にスタートした5Gのサービスにあわせて、対応しているモバイルルーターの発売をしています。
1.高速通信が可能
5Gは受信時において最大4.2Gbpsまで出すことができ、送信時であっても最大480Mbpsとなっています。(ルーターによりこの数値は変わります。)4Gが50Mbps~1Gbpsであることと比較をしても、いかに5Gが高速であるかわかります。
これは5Gを使った通信がMassive MIMOと呼ばれるアンテナ技術を使っており、100以上といわれるアンテナ素子を使うことによりデータの送信を可能にしています。さらに特定の目的先に電波を送るビームフォーミングとよばれる技術を加え、電波の強度を高めているのです。
2.遅延する確率が少ない
新型コロナウイルスや働き方改革の影響により、在宅ワークを人が増えています。また世界中の人々とオンラインゲームを楽しむ人も多いでしょう。そこでタイムラグがでないような通信環境が重要なのですが、5Gは4Gと比べて遅延する確率が10分の1になっているといわれます。
なぜ5Gの遅延が少ないかというと、デバイスと基地局を距離を短くするエッジコンピューティングとよばれる技術を使っています。世界的にもIoTが主流になっていることから、この技術の開発が進められてきました。通信をするのはインターネットだけでなく、例えば遠隔医療などにも使われており今後もさらに開発が進められています。
3.同時接続をできる端末の増加
上記で説明したデバイスと基地局を縮めることにより、デバイスの同時接続ができるといったメリットも生まれるのです。このことにより、同時接続台数は4Gと比べて10倍に進化しています。
現代ではパソコンの他に、タブレットやスマートフォン、またゲーム機などでインターネット接続をするケースが増えています。また年配の方でもスマートフォンをもつことにより、同時接続ができることはルーターの重要な要素となっています。
そこで4Gよりも同時接続できる5Gのの需要度が高まっているのです。
WiMAXを5Gで使うルーターにおいての注意点

WiMAXを5Gで使うと高速になるなどのメリットがありますが、しかし以下のように注意点もあります。
- WiMAX2+や4G対応のルーターを使うことはできない
- エリアが対応していない場合がある
WiMAX2+や4G対応のルーターを使うことはできない
WiMAX2+や4G対応のルーターを使っている場合は、そのまま5Gで使うことはできません。そのため5Gに対応しているルーターを購入する必要があります。ルーターが5Gに対応していればタブレットやスマートフォンなどが5Gに対応している必要はありません。
エリアが対応していない場合がある
2020年に開始された5G ですが、まだ東京、大阪、名古屋などの大都市を中心に限られたエリアを中心とした対応になっています。ソフトバンクのプレスリリースによると、2021年9月13日現在5Gの人口カバー率は59%となっています。
「5Gのサービスエリアの拡大と品質向上に向けた取り組みについて」
2022年春までに人口カバー率を90%にすることを目標に掲げているため、このエリア問題は時間とともに改善されていることでしょう。しかし5Gを導入する前に、エリア対応しているかどうかを確認することは重要です。
おすすめの5G対応のルーターとは

それではおすすめの5Gに対応しているルーターをご紹介します。
Broad WiMAX
最大で2,2Gpsの通信速度を利用できるほか、WiMAX+5G ギガ放題プラスとよばれる5G専用のプランを使って使い放題になります。またモバイルルーターは5G対応となるGalaxy 5G mobile Wi-Fiとなります。
Galaxy 5G mobile Wi-Fiの特徴

Galaxyとしては初めての5Gに対応しているモバイルルーターです。5,000mAhと大容量であることから、ゲームや動画視聴などを長時間しても安心です。
画面が大きくて見やすく、現在のデータ使用料などの確認が簡単にできます。
下り最大速度 | 2.2Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
無線LAN | 2.4GHz/5GHz |
Wi-Fi STATION SH-52B

NTTドコモが発売している5Gに対応しているルーターです。コンパクトなサイズになっており、5Gを連続して通信する場合でも、約440分可能となっています。最大17台まで同時に接続が可能であり、USBを使ったデザリングも可能です。
下り最大速度 | 4.2Gbps |
上り最大速度 | 218Mbps |
無線LAN | 2.4GHz/5GHz |
まとめ
IoTの全盛時代を迎え、幅広くWEBが利用されています。そのため大容量のデータを高速で送信でき、遅延が4Gと比べて少ないことが特徴の5Gは今後もエリアを伸ばしより需要が高まることでしょう。
これまでWiMAX4やWiMAX2+のルーターを使っているユーザーは、5G対応ルーターに変更をする必要があるのでご注意ください。しかしスマートフォンやタブレットなど、端末は5G対応である必要はありません。