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ネット通信中にGoogleしか繋がらなくなった時の原因と対処法
インターネットを利用しようとブラウザを開いてGoogleに接続したものはいいものの、そこから他のページが開けない。でもGoogleには繋がっているしインターネット接続が出来ていない訳ではなさそう…なんならYoutubeも繋がるし原因が分からない!
そのような状況に陥ってしまった方への原因と対処法を紹介していきます。
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原因は接続方法!インターネットそのものではない
この状況を生んでいる原因はずばり接続方法にあります。
まず、主流な通信環境の種類として「IPv4」というものがあります。詳細の解説はここでは省きますが、この「IPv4」という環境では世界中からのインターネット接続に限界が生じているのです。イメージとしては、車が増えすぎて道路の数や幅が足りなくなってしまった、という感じでしょうか。
そして、そんな「IPv4」の次世代にあたる通信環境として「IPv6」というものがあります。「IPv6」環境では技術の進化によって用意出来る道路の数が格段に増えているため、急速に進化している情報社会のこれからを担ってくれると言われています。
ただし、そんな「IPv6」ですが受信側・送信側が対応していなければ利用することは出来ません。ここに特定サイト以外に繋がらなくなってしまった原因があります。
GoogleやYoutube、Facebookなどの大手企業が提供している一部サイトは「IPv6」環境に対応していますがまだ多くのWebサイトが「IPv6」には対応してないのです。インターネットに接続出来ているしGoogleにも接続出来るのに、そこから先のページに一切アクセス出来ない…という問題はここから来ています。
原因が分かれば難しくない。対処法を紹介!

さて、原因が分からなければ「インターネットに繋がっているのにサイトに繋がらない」という難しそうな問題に見えてしまいますが、原因さえ分かってしまえば対処は難しくありません。
1.Wi-Fi端末(ルーター)・利用デバイスの再起動
とてもシンプルではありますが、案外これで直ることも多いです。とりあえずWi-Fi端末とPC・スマートフォン・タブレット等のインターネットを利用するデバイスを共に再起動してみましょう。
この問題に限らずですが、Wi-Fi端末の再起動でインターネット問題があっさり解決してしまうことはよくあります。大した手間もかからないので一度は試してみましょう。
2.手動でIPアドレスを設定する(iPhone編)
「IPv6」では接続出来ているが「IPv4」では接続出来ていないという問題の原因として、本来であれば自動で接続出来ているはずの「IPv4」環境へのアクセスでエラーが起きていることが多いです。なので、手動で設定しこの問題を解決してしまおうというものです。
- iPhoneの「設定」を開きます。
- 「Wi-Fi」タブをタップし、その中にある利用したいネットワーク名を探します(既に接続しているのであれば一番上に来ています)。そして右側にある、iを○で囲んだオプションマークをタップします。
- 「IPv4アドレス」の項に記載してある「IPアドレス」「サブネットマスク」「ルーター」の3項目に記載している数値を確認し、メモしておきます(スクリーンショットでもいいでしょう)。
- 「IPv4アドレス」の項に記載してある「IPを構成」をタップし、「手動」を選択します。そうすると先程メモした3項目の数値を手動で入力する画面になりますので、入力します。
端末側に問題がある場合はこの方法で解決することが多いです。一度お試し下さい。
3.手動でIPアドレスを設定する(PC編)
上記で解説した手順のPC版です。
- 「コントロールパネル」を開きます(Windows10であれば左下の検索ボックスに入力すれば出てきます)。
- 「ネットワークと共有センター」をクリックし、左側のメニュー内にある「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- 利用したいネットワーク名を探します。そしてそのネットワークを右クリックし、「状態」を選択します。
- 「イーサネットの状態」というウィンドウが開くので、「接続」の項にある「詳細」をクリックします。
- 様々なデータが表示されるので、その中から「IPv4アドレス」「IPv4サブネットマスク」「IPv4デフォルトゲートウェイ」の3項目に記載されている数値をメモしておきます(スクリーンショットでもいいでしょう)。
- 「イーサネットの状態」ウィンドウは閉じ、先程のネットワークをもう一度右クリックし「プロパティ」を選択します。
- 「この接続は次の項目を使用します」の中にある「インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し「プロパティ」ボタンをクリックします。
- ほとんどの場合は「IPアドレスを自動的に使用する」にチェックが入っていると思います。ここでは「次のIPアドレスを使う」にチェックを入れ、先程メモした3項目の数値を入力し「OK」をクリックします。
以上がPCで手動設定する際の手順です。
4.ルーターの設定を変更する

利用するデバイスに問題が無い場合はルーターの設定を変更してしまいましょう。
使用しているルーターによって方法が異なりますので、一概に紹介するには難しいのですが、管理画面にログインし「IPv6」や「IPv4 or IPv6」、「IPv4 over IPv6」といった設定を無効化することを目指します。
管理画面への接続方法はお使いの端末の取扱説明書で解説されていると思うので、そちらの指示に従って下さい。
管理画面はあまり理解せずに触ってしまうと事態が悪化してしまうこともあります。自信が無い方はとにかく書いていることに従って、操作する設定も上記の「IPv6」に関連したものだけにしましょう。
最後に
Googleしか見れない、ということは裏を返せばインターネットには繋がっているということです。そもそも接続出来ていない場合に比べて解決法が限られやすいので、慌てず対処しましょう。
くれぐれも管理画面を利用する際には必要以上のことは行わないように。そういった画面では最後に操作した設定を保存しなければ適応されないことが多いので、誤って操作してしまった場合は落ち着いて一度保存せずに戻ることを心がけて下さい。